ひとりよがり
「つづく」
リアリティがなければ作品として、MVとして感動できたけど、子どもと笑っている七瀬ちゃんが思ったよりも幸せそうで、思ったよりも現実的なものだったから。私の中で、なぜか七瀬ちゃんに結婚願望とか、特別子どもが好きというイメージがなかったから、今回のMVで「女性としての幸せ」を掴んでやさしい顔をしてる七瀬ちゃんを見てすごく切なくなった。
七瀬ちゃんは「ファン方の知らないだけで人見知りは治ってる」とたまに言うけど、これを聞いた時と同じ気持ちになった。
身近な友人(あるいは家族)にも「自分の知らないところ」があって当たり前なのに、芸能人である七瀬ちゃんに「自分の知らないところ」があるなんて当たり前すぎるのだけれど、私は「自分の知らない、知ることのできない七瀬ちゃんがいる」ことが一番切なくて一番悔しくて一番嫌なのかもしれない。仮に七瀬ちゃんが身近な存在だったとしてもやっぱりすべては知れないし、ものすごく不毛な感情ではあるのだけれどね。
ただ我儘なことに自分の中にもう1つの感情があって、七瀬ちゃんにこのMVみたいに幸せになって欲しいという気持ち。結婚して子どもを産むことが女性としての幸せかは分からないけれど、作中の七瀬ちゃんは本当に幸せそうだ。何よりも、やさしい顔をしていて、それだけで十分だと思えた。
七瀬ちゃんが芸能界に入りアイドルをやっていることで少しでも沢山の、七瀬ちゃんのいろいろな顔が見れて本当によかった。七瀬ちゃん乃木坂46に入ってくれて本当によかった、最後はこれに尽きる。
私には素敵なMVでした。